三浦しおんの小説です。

これは文楽に魅せられて、文楽の修行をしている青年の話ですが、歌舞伎も同じものを演目として行っているため、私は歌舞伎の参考として読みました。

「女殺し油地獄」という演目は、不良息子が隣家の油屋の女将を殺してしまう、特に愛人関係ではなく、親切な隣人を殺してしまう。というところで、不条理劇なんて言われてますが、これを読んで、目から鱗が落ちるような感じを受けました。

ついでに、文楽も観賞したいと思うようになりました。